治療内容MEDICAL
結膜炎
結膜炎とは
結膜炎は、まぶたの裏の瞼結膜と眼球の白目の表面を覆っている球結膜が炎症を起こす病気です。結膜炎は、感染性結膜炎とアレルギー性結膜炎(花粉症など)があります。感染性結膜炎の原因は、大きく分けて、細菌による感染とウイルスによる感染があります。
感染性結膜炎の主な症状
結膜炎は、下記の症状を引き起こします。
- 目が赤い(充血)
- 目やにが出る
- 目がゴロゴロする
- 涙が出る
感染性結膜炎の原因
細菌性結膜炎
細菌感染によるもので、原因となる細菌は多種多様です。黄色ぶどう球菌、表皮ぶどう球菌など、主に身のまわりに存在している細菌に感染して起こります。抗生物質の点眼薬を使用することで、数日で治ります。
他人にうつることはまれですが、体力の落ちている方や乳幼児がいるご家庭では注意しましょう。
ウイルス性結膜炎
原因となるウイルスの多くは、アデノウイルスです。
アデノウイルスは感染力が強く、多くの場合は人から人へと感染するので、注意が必要です。
「はやり目」や「プール熱」もアデノウイルスによる感染性結膜炎です。ウイルスに有効な治療薬はありませんが、ウイルスで弱った目に細菌など他のものの感染を二重に起こさないように、抗生物質と抗炎症薬の点眼を使用します。
症状は、ウイルスに対する体の抵抗力がついてくるにつれてしだいに治まり、約2~3週間ほどで完治します。
ウイルス性結膜炎は伝染力が非常に強く
うつりやすいので、
以下のことに注意してください。
- 手を流水や石けんでよく洗いましょう
- 顔を拭くタオルを家族と共有しないように
しましょう - お風呂は最後に入るか、シャワーなどで
すませましょう - お子さんの場合は、登校を控えるなど、
感染の拡大予防に努めましょう